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暗号通貨がスイスを変える
2017年03月07日

スイスと言えば、豊かな自然をイメージする方が多いのではないでしょうか。

スイスを訪れたことがある人々は、スイス人に対して勤勉で節約上手、自立しているといった印象を抱くようです。

スイスでは、フランス語やドイツ語、イタリア語など様々な国の言語が飛び交い、さまざまな文化を持った人々が調和して暮らしています。

近年、スイスはヨーロッパにおけるFinTech産業の中心的存在であり、世界中から関心を集めています。最近では、スイス政府主導のもとで、公共サービスにも暗号通貨が導入されるようになってきました。

スイス連邦鉄道(スイスの国営鉄道)では、2016年11月11日から切符売り場でビットコインの販売を開始しました。

ビットコインを購入するためには、ビットコインウォレットのQRコードと、スイス国内で使用可能な携帯電話番号を所持している必要があります。

20フランから最大500フランまで購入することができます。500フランは約500米ドルです。

スイスの経済新聞”Der Bund”によると、スイス連邦鉄道の代表は、このサービスが”Sweepay”と呼ばれる国内決済を取り扱う新興企業と連携していることを言及しています。

スイスでは、これまでビットコインを購入するには限られた機会しかありませんでした。

現在、ビットコインは、1000台以上の券売機で購入することができます。スイス連邦鉄道は、24時間利用できる密度の濃いネットワークを整備し、切符の購入だけでなく、その他のサービスも提供することが可能になりました。

また、スイス連邦鉄道の運転手は、2年以上にわたってビットコインに対する需要を調査していく計画があることを明かしました。

サービスには限界もあります。

たとえば、スイス連邦鉄道はビットコインによる切符の購入は受け付けていません。

現金による切符の購入は、年間で5000フランまでという上限がありますし、購入するたびに6%の手数料がかかります。

2. ツーク市がグローバル都市になれたのはなぜなのか

ツーク市は、50年以上かけて、漁業と製造業頼みの小さな村「スイスのpoorhouse(目立った産業がない地域)」から、生活必需品を取り扱う大手企業”Glencore Plc”の本社があり、何百もの世界的な企業が集結する大都市に変貌を遂げました。ツーク市は今や国内で最も裕福な行政区の一つとして数えられています。

また、発展の背景には、ツーク市が”タックスヘブン”(租税回避地。外国資本・外貨獲得の為に税金を免除または低税率にして、企業や富裕層の資産を誘致している国や地域のこと。) であることも関係しています。

2016年5月、ツーク市は公共サービスに対する支払い手段として、ビットコインを導入することを発表しました。国内の金融業界ではすでにブロックチェーンをシステムに組み込むテストが始まっています。ビットコインによる支払は2016年7月1日から可能になり、引き続き年末まで適用されることになっています。

「Crypto Valley」とは、ビットコインを始めとした暗号通貨や関連の技術などを利用する新興企業が集まった地域のことです。

世界の税法がより厳しくなる中で、経済発展を確実とするために作成した開発計画(2035 development plan)に則り、より多くの会社を引きつける必要があると、ツーク市の市長は、言います。

南アフリカ出身のヨハン・ジュベール氏は、ツーク市で暗号通貨による決済会社を設立した初の企業家です。彼は、3年前に”Monetas”と名付けられた取引所をツーク市に設立しました。

彼のビジネスは、銀行口座を持たない人々がデジタル決済を行うことを可能にし、アフリカ諸国の十数か国で事業を展開しています。

ジュベール氏は、政府によるビジネスに対する干渉が少ないことが、事業が発展する基盤となったと考えています。

現在、スイスの当局と業界は、ツーク市による暗号通貨ビジネスに支えられています。銀行業は衰退している中、金融部門を多角化させるために、スイス政府は積極的に『FinTech』の先頭に立って、世界的な金融中心地になるための政策を行っています。

2016年3月、スイス金融市場監査局(FINMA)は金融革命分野における新興企業に対して、特別なライセンスを持っていない企業に対しても、事業支援を実施していく考えを明らかにしました。

スイス政府は今年財務省に提案を行いました。議会に達する一年後に最終法案が可決されることになっています。

ヨーロッパ諸国間における競争はそれほど熾烈ではありませんが、その環境を逆手に取って新たなビジネスを生み出すチャンスがあります。

FinTechを自国の産業に取り入れることが、ゆくゆくは国際的なリーダーシップを獲得することにつながるでしょう。その点で、スイスは他国よりも一歩リードしています。

-スイスの基本情報-

★人口: 8,040,000人

★公用語: ドイツ語63.7%、フランス語20.4%、イタリア語6.5%、ロマンシュ語0.5%

★宗教: カトリック38%、プロテスタント27%、クリスチャン5.7%

★主要な産業: 製造業と農業

★GDP: US$81,663

★失業率: 3.1%

参考文献:

Swiss Railway Service to Sell Bitcoin
http://www.coindesk.com/swiss-railway-service-sell-bitcoin-ticket-kiosks/

Geography of Switzerland
https://en.wikipedia.org/wiki/Geography_of_Switzerland

The new crypto and fintech hotspot
https://www.pressreader.com/

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